パパ

彼女にするなら、料理が上手で掃除が好きな人がいいなあと思う。わたしもできなくはないのだが、最低限のものしか作れない。掃除は週に一度、掃除機をかけるくらい。男の人が、料理上手な女の人を求める気持ち、痛いほどよく分かる。人間みな、自分にないものを他人に過剰に求めるのだ。わたしが欲しいのは恋人ではなく、パパとママが合体しみたいな人がほしい。これはどうなってるの?この仕組みは?わたしが聞いたらパパのように答えてほしい、ママのように美味しい料理を作ってほしい。つらいとき背中を撫でてほしい、どんなときもわたしを受け入れてほしい、癇癪を起こしたら抱きしめてほしい、ただ愚痴を聞いて慰めてほしい。しかし、そんな都合のいい人間はいない。分かっていたはずなのに、わたしはなぜか安心し切っていた。恋人もふざけて「ぼくがやってることは恋人じゃなくて父親みたいなことだなあ 」なんて言うから。最近は父親が子どもにするようになんでもしてくれて、甘やかしてくれてるから、わたしも歯止めがきかなくなった。可愛いわがままとただのメンヘラ行動の境界線を見誤ったのだ。昨日はわたしは気圧やらなんやらで具合が悪かった。恋人に癇癪を起こし、訳の分からない試し行動なんかやってみたせいで険悪なムードになり、収集がつかなくなった。あーやらなきゃよかった、と思ったのはもうなにもかも終わったあとで、わたしは必死に謝るけど、許してはもらえない。でもわたしは許してほしい。だってわたしのあなたにはパパになってほしかったから。撫でて、抱きしめて、優しい言葉をかけてほしかった。でも異性に父性を求めたら終わりだ。あくまでわたしたちは男女の関係だから。癇癪を起こし、つまらない試し行動をすれば呆れられてしまうし、最悪別れに繋がる。セックスをせず、抱きしめてほしいだけなんて都合が良すぎる。異性に父性を求め続けているあいだは、わたしはきっと、幸せにはなれない。

大森靖子は正しかった

大森靖子が嫌いだ。彼女の歌を聴けば、蓋をしていた思い出したくない鬱々とした気持ちがフラッシュバックする。

なに者にもなれない自分の中途半端さを、ありありと突きつけられてしまう。

大森靖子が嫌いなのに、つい指が大森靖子の文字を打ってしまう。大嫌いなのに、耳が彼女の歌を聴いてしまう。大嫌いなのに、彼女の言っていることはすべて正しいと思ってしまう。

大森靖子は正しかった。

東京にしかアンダーグラウンドはなかったし、あなたの声は二度と聞こえなくていいしあんな気持ちも二度と戻らないでほしい。

日記

3月4日 雨

朝からお母さんに怒鳴られた、頭がクソ痛い。弟が入学式に使うスーツ一式買いにいった、地味に高い。失恋を乗り越えるためティファニーで指輪を買った。でも全然気分がすっきりしなくてイライラする。15万円したのに。まつエク行った2時間後に爆泣き、まつエク取れそう。泣きすぎて頭が痛くて、冷えピタを貼って部屋に引きこもる。頑張りたいけど頑張れない。YouTubeで失恋乗り越え方、執着の捨て方、などを検索して動画をみたけど全然響かなかった。KEMIOの動画しか心に響かなかった。花粉、マスク、乾燥、涙のおかげで肌の治安がスラム街へ。なぜ人間は他人へ優しくできないのか。ゴミのようなメールを送りつけてしまい、罪悪感でさらに感情が爆発。泣いた。iMessageってなんでラインみたいに一度送信したメッセージ消せないの?石器時代かよ〜〜もう全部捨てて宗教とかに入ろうかな。

カバンの中身

需要、ないと思うけど日曜日の夜の暇つぶしに読んでね。内容は特に面白くもなんともない、タイトル通り、わたしが普段持ち歩いてるものたちの紹介。フォロワーさんとも言っていたけど、他人のカバンの中身って興味あるよね。見てると楽しい。暇な時、ROM専インスタで#カバンの中身って検索して見てる。他人のカバンの中身とか使ってる化粧品とかスキンケアの手順とかすごく気になる。素敵な人のは、とくに。だからみんなも教えてほしい。わたしは自己満でやってくね。本当は動画にしてVOGUEに出てくる海外セレブみたいにやりたかったな。

カバンはマリクワのショルダーか無印のリュックが多い。

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中身はざっとこんな感じ。

①財布 取り急ぎ小さくて薄い財布が欲しくて100均で買った。春になったらゴールドのミニ財布を買いたい。

②イヤホン そんな扱い方だと無くすぞ

③モバイルバッテリー ないと死ぬ

④家と車の鍵 イニシャルのカワウソがついてる。革のキーケースは名前入り。

⑤のど飴、喉スプレー 接客業なのに喉が弱いので常備している。異常を感じたらすぐにシュッとしてのど飴を舐める。数々の喉飴を試してきたけど、ボイスケアのど飴か浅田のど飴が一番効く気がする。あと喉スプレーは出先でうがいができない時、大活躍してくれている。

⑥マスク 一度外したら捨てて、新しいものを付けたいので、個包装のものを3、4枚持ち歩いている。

⑦ウエットティッシュ 自分が汚いと思ったところはすぐに拭きたい、ないと困る。

⑧クレベリンスプレー 手が荒れないのでとてもいい。どうしても今すぐ手を洗いたい、でも手を洗える状況じゃない、そんな時に役立つ。電車の中とかね。

⑨クナイプのハンドクリーム サイズ感がちょうど!匂いが最高!最近は苛立ちや不安を感じたら、これを塗った手の匂いを嗅いで精神を保っている。

⑩化粧ポーチ

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マリクワのやつ、ガバッと開けられるので使いやすい。あと可愛い。汚れが目立ちにくい。中身は口紅、リップ、ハイライト、ミニビューラー、くし、小さいハサミ、絆創膏、薬数種類。これを忘れた日には生活ができないので、ウェットティッシュと同じくらい出かける時絶対に忘れたくないものナンバーワン。

11.塗り薬用ポーチ

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那須動物王国に行った時一目惚れしたマヌルネコのポーチ。可愛い。汚れは目立ちやすい。塗り薬だけ入れてる。中身はオロナイン、キュアレア、ヘルペスの薬、口内炎の薬、ワセリン、キュレルの乳液、目薬。心配性のせいで、こんなものを入れているので荷物が多くなってしまう。

12.フェイスパウダー 会社に置いてきてしまい写真はない。エレガンスのラプードルとかいうクソ高え粉。持ち運び用に買った、高いくせに薄いので幅を取らない。高いだけあって塗ると毛穴とくすみが消滅する。24時間自分を顔を鏡で見たい人間なので、サッと取り出せるようにポーチに入れず、外ポケットにいれてる。

 

こんな感じ。面白くもなんともない。真似したいようなブランド品もなければ、まったく為にならない一般人のカバンの中身事情でした。てかインスタの女、なんであんなに荷物少ないの?あと持ってるものオシャレすぎん?マジ強い。安月給のオタクに勝ち目なし。

お姫さまになりたい

小さい頃のゆめ、お姫さまになりたいだった。小学生半ばまで本気でそう思っていたし、中学に入ってからさすがに諦めたけど、ゆめは、セダンに乗ってオーダーのスーツを着こなしたかっこいい男の人と付き合ってお姫さま扱いされて、結婚して幸せな家庭を持つこと。そんなゆめは、社会人になって数年もしたら消えてなくなった。そしてわたしは自分でセダンを新車で買った。値段はそんなに高くないけど、赤くてカッコいいわたしのセダン。彼氏なんて出来なくて、誰も迎えに来てくれやしないから、自分で買った。やりがいのある仕事についている。職場の上司や環境も大好きだ。ずっとこの職場で働いてたくさん役に立ちたい。数年後には支店を広げて、そこの責任者になりたい。わたしのゆめ、今はそれ。だいぶ現実的なゆめになってしまった。おそらくこれから先、セダンに乗ったスーツの似合う王子様も現れそうにない。幸せな家庭も持てないだろうし、望んでいない。でもそれでいい。欲しいものは自分で手に入れる。25年生きて、それだけの自信がついた。でも小さい頃のゆめ、まだ諦めたわけじゃない。わたしはわたしをお姫さまにしてあげることができる。(給与の問題で、贅沢なお姫さまにはしてあげられないけど…。)

他の誰のためでもなく、わたしはわたしをお姫さまにしてあげる。お気に入りのカバン、ワンピース、素敵なブラウス、大好きな赤いリップ、キラキラのハイライト、桜のフレグランス、見るたび心が躍る素敵なネイル、たくさんの本、iPhoneから流れる音楽、何回も観たロリータの映画、そして赤いセダン。好きなものに囲まれて、わたしはわたしをお姫さまにしてあげる。誰かのお姫さまにもなりたいけど、いいの、機会があればで。お姫さまには、素敵な王子様が付き物だろうけど、王子様がいなくても構わない、そんなことは、どうだっていい。他の誰でもないわたしの人生、わたしが一番大事だから、わたしはわたしの為にお姫さまになる。わたしはお姫さまだから大事にしてあげないといけない。

みんな、自分をお姫さまにして大事にしてあげようね。

全部消えてほしい

あ〜あなんにもしたくない。徒歩圏内にディズニーリゾートと100均とドンキとマックとTSUTAYAとドラッグストアがある場所に引っ越したい。そんな強い土地あるのかな、あったら全力で引っ越したい。あ〜あ生きてるのつかれる。仕事もしたくない。おしゃれもメイクも最低限にしたい。異性の目に触れられたくない。同性から嫌味も言われたくない。気持ち悪い。ご飯食べるのも面倒くさい。唐揚げだけ食べてれば、生きるために大切で健康でいるために必要なものが全部補える体に進化してくれないかな〜。寝たら全部うまくいってないかなあ。今日の失敗も、もっと昔の失敗も、恥ずかしい写真も、いじめられて惨めな気持ちになった高3の冬も、消したい家族のやばい秘密も、ぜーんぶ全部なくなってうまくいってたことにならないかな、わたしの人生。はやくわたしはわたしに生まれ変わりたい。

休みの日

3日くらい前から、なにかを飲むこむときに、喉に痛みが出るようになった。かかりつけの内科に行ったけれど、とくに腫れてるところもなく、とりあえず抗生物質を出された。原因も分からず抗生物質という便利な薬をぽんぽん出してしまうのは、日本の悪いところだなと思ったけど、わたしにはそんなことどうでもいい。喉が痛いのさえ治ってくれれば!

抗生物質を2日分飲んだが効果はあまりない。手術のキズがひらいてしまったのだろうか…と心配になってしまったので、本日は手術を受けた大きめの病院に行った。耳鼻咽喉科では鼻からカメラを入れて喉の奥を見る。鼻にカメラを入れる時、露骨に嫌そうな顔をしたので、先生が苦笑いしながら、ちょっと多めに麻酔スプレーするね、だって。そのおかげか、今回は号泣するほどの痛さではなかった。わたしは毎回、この鼻カメラで診察室で号泣していた。結果は、喉はなにも炎症を起こしてないとのこと。手術の傷跡もなんともないそうだ。ただリンパが少し腫れているので、リンパ節炎ですね、と言われた。ロキソニンで痛みと炎症を鎮めながら様子見。なんだか去年を思い出してしまって少し憂鬱。去年よりは痛みも熱もないですし、体もだるくないので、気楽にいきましょう。

久しぶりに一日家でぼんやりしていたら、少しだけ痛みがマシになったかもしれない。日の高いうちにゆっくりお風呂に入って、エアコンの効いた部屋でお昼寝。隙間時間に部屋を掃除して、お気に入りのスニーカーを洗った。なんてステキな休日。わたしはなにかしてないと不安で、つい休みの日に予定をぎっしり入れてしまいがちだ。でも家にいても、ステキな休日って過ごせるのね。

このところ毎週、好きな人の仕事に付き添って遠方に行ったり、お泊まりデートしたりと、いつも休みは好きな人といた。デートは毎回楽しいし、会えないのは寂しいけど、たまにこうして、ゆっくり自分の時間を過ごすのは大事だなと思った。猫の恩返しのなかで、バロンも、はるちゃんに、自分の時間をしっかり生きるんだ〜〜〜みたいなことを言っていたけど(セリフはとても曖昧)まさにその通りだ。体も休まったし、精神も整ったような気がする。

 

わたし 早く体調を治して、今週末にある地元のお祭りに行きたいのよ。